データを発掘し、新たな歴史を記述する。

答える人:斎藤成也教授(国立遺伝学研究所)・北本朝展センター長(情報・システム研究機構)

貴重な出土品にドリルで穴を開けて
歴史記述とデータサイエンスの不可分な関係
強者が生き残るのなら、なぜ生命は絶滅する?
自然・社会・人文データで江戸時代を再現する
ミュージアムやライブラリの画像公開標準化とオープンサイエンス
人文学と情報学の交点から見えること

ものづくりには、データと計算の力が利く。

答える人:吉田亮准教授(統計数理研究所)・蓮尾一郎准教授(国立情報学研究所)

マテリアルズ・インフォマティクスの潮流
「外挿」で、データサイエンスの限界を突破する
データサイエンスはパートナーシップが重要な科学
クルマの自動運転が品質保証の世界を変える
「圏論」で、品質保証のガイドを構築する
情報システムにおける「形式手法」を拡張する

チンパンジーゲノムから何がわかったか?

答える人:松沢哲郎特別教授(京都大学高等研究院)・藤山秋佐夫特任教授(国立遺伝学研究所)

なぜチンパンジーゲノムなのか?
ヒトとチンパンジーのゲノムを比較する
親子トリオのゲノム解析で何がわかる?
賢馬ハンス100年のギャップを越えて

ネズミやイヌが人になつく性質をゲノムで特定

家畜動物が持つ人になつく性質には、どのような遺伝的しくみがあるのでしょうか? 国立遺伝学研究所の松本悠貴(総研大遺伝学専攻大学院生)と小出剛准教授らのグループは、野生マウスの子孫のうち人に近寄ってくる集団を交配によって作り出し、動物が人に近づく行動を生むゲノム領域を特定しました。さらに同じゲノム領域が、イヌの家畜化にも影響している可能性を比較ゲノム解析から見出しました。この発見により、人に馴れにくい多くの動物種に家畜化の道をひらく可能性が期待できます。
(国立遺伝学研究所 マウス開発研究室・小出研究室、ロンドン大学Richard F. Mott博士との共同研究)

魚の浮き袋誕生の進化は、腹から背への遺伝子の切替えがカギ

海から陸へ──チャールズ・ダーウインも、陸生動物の肺は魚の「浮袋」から進化したと考えていました。しかし、最近の生命科学では肺の起源は古く、陸生動物と魚類の共通祖先の原始的な肺から、魚の浮袋が進化して来たことがほぼ確実になっています。このたび、陸生動物と魚類のゲノム配列を比較解析した結果、形態形成に働く遺伝子を調節するエンハンサーの活性する部位が腹側から背側へ転換が生じていたことがわかり、進化の過程を実験によって確かめることに成功しました。(哺乳動物遺伝研究室・城石研究室)
国立遺伝学研究所プレスリリース
国立遺伝学研究所 3d Imaging Room

遺伝解析により60種以上のカンキツ類の親子関係が明らかに

日本人にとって身近な食材であるカンキツ類には、温州ミカン、レモン、ユズなど多種多様な品種がありますが、遺伝的に多様なため、これらの品種の親子関係はこれまでほとんどわかっていませんでした。このたび15種のカンキツ類の全ゲノム配列を解読し、品種・系統269点について高度な遺伝解析を行った結果、60品種以上のカンキツ類の親子関係が明らかになりました。この研究により、祖先品種からどのように世界各地へ伝搬したかの解明や、優れた性質をもつ新しい品種の開発への応用などが期待されます。
(研究体制:農研機構果樹茶業研究部門、京都大学農学研究科付属農場、国立遺伝学研究所、同研究所先端ゲノミクスセンター)
国立遺伝学研究所プレスリリース

極地研 | 極 2017春号 No.16
昭和基地開設60周年記念特集

情報研 | NII Today 第74号
地方創生ー情報学が果たすべき役割

統数研 | 統計数理研究所ニュースNo.135
物質科学への応用に向けた位相的統計理論...

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