“観測から制御へ” 新時代の生命研究をリードするAI駆動型生命科学研究拠点を設立
令和7年11月1日、情報・システム研究機構は、遺伝学的アプローチを基盤に生命現象の本質解明に挑む国立遺伝学研究所と国立情報学研究所およびROIS全研究所が連携することにより、急速に進展する生成AI技術を生命科学へと導入し、新たな知の創出を目指す研究拠点「バイオ生成AI研究開発センター(AI-Empowered Life Science Initiative: ALIS)」を設立した。
ALISセンターは、AI技術を生命科学に融合し、新たな知の創出と実験研究の革新を目指している。特に、ゲノム言語モデル(genome Language Model; gLM)の開発を推進し、生命配列に潜む構造や機能を理解・設計するための基盤技術の確立に取り組んでいる。さらに、画像・構造・数値データなどを扱う他の基盤モデルとの連携を進めるとともに、国立情報学研究所が活動を進めるLLM-jpとの融合を図り、マルチモーダルなAI基盤の構築を進めている。
また、国立遺伝学研究所では、gLMによって得られた予測結果を実験的に検証し、その成果をモデルにフィードバックすることで、AIと実験が相互に進化する循環型研究を目指す。このサイクルをさらに発展させ、「AI × バイオリソース × 表現型解析」を統合した実験プラットフォームを構築し、AI駆動型による生命現象の理解と環境応答の制御を実現していく。





