北極を知って地球を知る。04

答える人:西野茂人主任技術研究員(海洋研究開発機構)

海洋地球研究船「みらい」8,706トンで北極航海へ
北極海で進行する淡水化、貧栄養化、酸性化
二酸化炭素を吸収する海の異変
高解像度海洋シミュレーションを行う渡邉英嗣研究員

(動画・写真:西野茂人、飯島雄二)

北極を知って地球を知る。03

答える人:舘山一孝准教授(北見工業大学)

まずは海氷と氷山の見分け方から
重い水の沈み込みがつくる海洋の大循環
上空からの観測を地上で検証して高精度を実現
亜北極域の森林を調査する杉本敦子教授(北海道大学)

(動画・写真:国立極地研究所、舘山一孝、飯島雄二)

魚の浮袋誕生の進化は、腹から背への遺伝子の切替えがカギ

海から陸へ──チャールズ・ダーウインも、陸生動物の肺は魚の「浮袋」から進化したと考えていました。しかし、最近の生命科学では肺の起源は古く、陸生動物と魚類の共通祖先の原始的な肺から、魚の浮袋が進化して来たことがほぼ確実になっています。このたび、陸生動物と魚類のゲノム配列を比較解析した結果、形態形成に働く遺伝子を調節するエンハンサーの活性する部位が腹側から背側へ転換が生じていたことがわかり、進化の過程を実験によって確かめることに成功しました。(哺乳動物遺伝研究室・城石研究室)
国立遺伝学研究所プレスリリース
国立遺伝学研究所 3d Imaging Room

遺伝解析により60種以上のカンキツ類の親子関係が明らかに

日本人にとって身近な食材であるカンキツ類には、温州ミカン、レモン、ユズなど多種多様な品種がありますが、遺伝的に多様なため、これらの品種の親子関係はこれまでほとんどわかっていませんでした。このたび15種のカンキツ類の全ゲノム配列を解読し、品種・系統269点について高度な遺伝解析を行った結果、60品種以上のカンキツ類の親子関係が明らかになりました。この研究により、祖先品種からどのように世界各地へ伝搬したかの解明や、優れた性質をもつ新しい品種の開発への応用などが期待されます。
(研究体制:農研機構果樹茶業研究部門、京都大学農学研究科付属農場、国立遺伝学研究所、同研究所先端ゲノミクスセンター)
国立遺伝学研究所プレスリリース

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